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「破門 ふたりのヤクビョーガミ」見てきました

1月28日、我らが横山裕主演、「破門 ふたりのヤクビョーガミ」が公開初日を迎えました。

先週は本当に宣伝ウィークで、たくさん横山さんをテレビで見れて嬉しかったです。特にAスタジオは涙なしには見られませんでした。周りの人のことをすごく考えてる人だなと改めて感じたし、そういうとこが本当に大好きだと心底思いました。これもちょっと改めて書きたい!

 

 

さて、破門公開初日なんですが、舞台挨拶めちゃくちゃ行きたかったけど、安定の落選だったので、せめて初日に横山さんの勇姿を見ようということで、昨日見に行ってきました。普段だったら1人で行っちゃうとこだけど、ちゃんと横山さんの言いつけ通り少しでも沢山の人に見てもらうため、友達2人も引き連れて見てきました。

 

横山さんの主演映画、しっかり自分の感じたことを記録に残したいと思うので、ここからは映画の感想を。がっつりネタバレします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリー的には橋爪さん演じる小清水との騙し騙され合いが何度も出てきて、なかなか先の読めない展開がおもしろかった。これで騙し取られたお金が回収できる!と思ったらまた騙され、さらには別の組との抗争も始まって、ずっとはらはらするような展開だった。

 

横山さん演じる二宮は、本当にぐーたらビンボーという肩書きそのまんまの人物象。最近の横山さんは鍛えてシュッといてるからあんまりそういうイメージ無かったけど、しっかりぐーたらビンボーの二宮になっていた。

普段は蔵之介さん演じる桑原にいらんことばっかり言ってるけど、ふとした時に確信ついたことをぼそっと言って、そのセリフの緩急が良かった。セリフ自体ははっきり覚えてないけど、桑原の舎弟2人に「桑原のことを馬鹿にしてるのに、結局桑原のことを頼ることしかできない自分が1番情けなくて嫌な奴だ」みたいなことを言っとるシーンがすごく良かった。(あー、ここすごく良いセリフなのに全然覚えてないー!次見る時にはちゃんとここ覚えれるように聞いとこう!)

 

 

ヤクザの抗争も描かれてるから、アクションシーンというか乱闘シーンも多くて、結構生々しい映像もあったけど、雑誌とかで蔵之介さんがコメントしてた通り横山さんは北川景子ちゃんとかキムラ緑子さんのシーンで暖かみを感じられて良かった。

特に緑子さんとの実家でのシーンがすごく良かった。そんなに頻繁には帰って来ないし、不安定な仕事してて、どうしようもない息子だけど、母親はどんな子供だって1番に心配するし、最後には支えてやる存在でありたいと思ってるものだということが描かれてて、前の日のAスタジオの流れもあって泣けた。あと二宮が突然帰ってきて、「ご飯は?」ってお母さんが聞いて、最初は「あー、食べてきたからいい。」って言うんだけど、「やっぱちょっと食べてくわ。」って言うとこがすごく好き。

二宮とお母さんの関係が、二人ともお互いのことを心配してるとか感謝してるとかあんまりはっきり言わないんだけど、ちゃんとお互いのことを想ってることが伝わるさりげなさが見えた。これって私の理想の家族象で、家族ってもちろん大事なことは言葉にしなきゃいけないけど、全部を言葉にしすぎてもいけない気がして。でもやっぱりお互いのことを大切に想ってるってことは伝わらないといけない。その絶妙な加減が描かれてて、理想だなあと思って涙出そうだった。

 

北川景子ちゃんとのシーンも良かった!ほんっと2人が良い雰囲気すぎて、まじで付き合ってほしいと思ったもん← DAIGOと結婚してなければな~← 

景子ちゃんも関西人だから関西弁も自然だし、素っぽくてよかったし、何よりかわいい。

いとこっていう設定もいい。兄弟ほど何でも言い合えるって感じじゃないけど、昔から知ってるから他人ほど遠慮しない。恋人になり得るんじゃないかっていうちょっとしたどきどき感もいいよね~

 

物語が進むにつれて、二宮の桑原に対する考えが少しずつ変わってくんだけど、その時の二宮の表情がすごく良かった。別の組にボコボコにやられた桑原達を助けに行くか迷うシーン。桑原のことは嫌いだし、こいつと関わったら騒動に巻き込まれるからもう関わりたくないと思ってるけど、頼りにしてしまってるし、助けてもらったことも何度もある。縁を切りたいけど義理もあるしほっとけない。怖いし自分の身も危ない、でも助けに行った方がいいのは分かってる。それまでの登場人物のセリフをバックにそんな思いがぐるぐるしている時の葛藤を表情でしっかり表現してた。横山さん演技本当に上手くなった。

 

 

横山さんは無かったけど、アクションシーンはほんとすごかった。かっこいいっていうか激しい。ヤクザって設定だから容赦ない。あまりにも生々しくて顔を背けるシーン何回もあった。特に菜箸でほっぺた貫通させるとこ!菜箸でほっぺた貫通するってある!?もう「菜箸!菜箸!」って心の中で叫びながら見てた(笑) 濱ちゃんもアクションシーン頑張ってた!!

濱ちゃんの役すごくハマってた!チンピラ上がりじゃないから、なんか上品というかちょっと小綺麗なのがぴったり合ってた。あともう1人の舎弟役の矢本君がとにかくかわいい。憎めないお調子者!矢本君こういう役多いけど似合うんだよな~

 

 

ではあとは横山さんのかわいかったポイントをつらつらと。

・建設コンサルタントって言葉ちゃんと言えてない滑舌の悪さ(笑)

・予告でも流れてたビニール紐でくるくるされるとこ、やっぱりかわいかった。あの真顔が秀逸

・泡風呂で片足伸ばして泡ふぅーってさせるとこ!

・ボコボコにされた矢本君を犬小屋に匿う時「ここでハウスしといてな!」って言うのただの横山さんだった(笑) これ絶対横山さんのアドリブだと思うんだけど違うかな~?

 

 

そして出演者が豪華なのをすごく感じた。國村さんと緑子さんがやっぱり上手い。橋爪さんは上手いというかもうさすが。ただの腹立つズル賢いおっさんでしかなかった。

あと職業柄、そんな大金本人でもないのに当日すぐ出せるわけないよ~と思ったり、濱ちゃんが銀行のロビーで読んでる冊子とか貸金庫が見覚えありすぎてちょっとげんなりしたわ~

 

 

最後なぐりガキBEAT流れた時、本当に映画に合った主題歌になってた。CDで聞いただけだと思わなかったけど、映画を見た後、こんなに映画に合った曲だったんだと気づいた。映画に合ってるというより二宮にぴったりな曲。特に2番、横山さんのソロのとこ。あそこを横山さんにあてた人、ちゃんと映画見て下さってる。

 

 

総括!ぐーたらビンボーになりきった横山さんの勇姿、多くの方に見てほしい!蔵之介さんの振り切ったヤクザ姿も必見!2人の軽妙なやりとりはほんとに息ぴったり!ぜひとも皆さん劇場で見て下さい!(横山さんの言いつけ通り宣伝したよ!←)

 

さあ次はセリフに注意してもっかい見たいな。